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第一部

 

国際交流

 

1998年国際交流実施報告

 

(カナダ):国際交流について必要なことは、先ず窓口、連絡先を確認しなければなりません。必要なのは、緊急時の連絡先及びその電話番号で、全ての国の情報が必要なのですが、必ずしも入手できておりません。次に、詳細なプログラムを事前に余裕をもって早めに把握する必要があります。それに基づいて、お互いに担当者間で調整することになります。さらに、事前に明確化したい点は、誰が何の費用を支払うのかという確認です。これも詳細な計画があってわかるということで、費用の明細、それから誰が何を負担するのかという詳細の確認が必要です。

また、飲料水が不足したという問題がありました。暖かい国においては、特に十分必要であります。

それから、長距離の移動に関しましては、一日早く着くようにした方が良い。時差がありますので、その後の開会式等の行事に対応できるよう一日早めに着くことが必要です。また、寒い国に関しては、野外の活動が計画されている場合は適当なブーツとか雨具とか適切な衣服を地元で用意して頂き、全部持って行かなくてもよいようにすることが必要である。

それからこれは残念な報告ですが、カナダ少年団の前会員がプライベートな形で交流をしようとしたのですが、実はこの人は犯罪歴があるということがわかりました。この人は、その後も他の国と若い人の交流を図ろうと連絡を取っていることがわかっています。現在、この人は子供に対して不適切な行為、虐待があったということで、カナダの警察の取り調べを受けています。シュー・ロニー(ROMEY)というオタワの人ですが、皆さんこの人と関わりを持たないよう気をつけて下さい。この人から連絡があって、交流活動をやろうという話があったら、関わり合いにならないように、カナダ少年団では要注意人物としております。

以上、カナダの報告です。

 

(香港):この夏の活動について報告します。

先ず、シンガポールに3人、イギリスのポーツマスに7月に4人派遣しました。7月の末には、21名を第7回国際海洋フェスティバル(韓国)に参加させました。それから中国に2人8月に送りまして、これには16人の少年団、オフィサーが北京での交流プログラムに参加しております。これらの交流活動に参加して問題はありませんでしたし、反応も良く、非常に楽しい時を過ごすことができました。唯一マイナスな点は、中国にいった時ですが、食べ物の点で問題がありまして、食中毒になりました。

次に香港では、第1回の国際交流プログラムを今年8月に行ないまして、各国から80名の参加をいただきました。オーストラリア、カナダ、韓国、日本、南アフリカ、イギリス、中国から参加していただきまして、素晴らしいフィードバックをいただいております。

内容的にも文字通り良かったとのことでした。

 

 

 

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