海上保安庁警備救難監
武井立一
皆さん、おはようございます。
海上保安庁警備救難監の武井でございます。
国際海洋少年団協会の日本会議におきまして、この様なご挨拶させていただく機会を与えて下さいまして、大変光栄に存じます。
海洋少年団の育成の目的は、次世代を担う少年少女達が、海に親しみ、そして海から学び、海に鍛えるということと伺っておりますが、多感な若者達が海から吸収する様々な教えや経験は、国を支え、また世界に貢献するような有為な人材を輩出する大きな源泉になるというふうに確信いたします。
しかしながら、先程相浦会長からご挨拶ありました通り、残念ながら、まだこのような海洋少年団の活動が極めて有益であり、教育効果も高いという認識があまり国民の間、また世界の人々にとっても同じであると思いますが、そのような趣旨が徹底していないのが実情であります。
海上保安庁は、現在日本の沿岸に500隻の船舶、70機の航空機、12,000人の勢力をもって、海の安全に対して様々な活動を行なっておりますが、このような勢力を駆使いたしまして、今後とも海洋少年団の活動に対し積極的に支援をしてまいりたいと考えています。
今回このような国際会議を通じ、共通の目的でもあります海洋少年団の活性化ということについて、十分に議論をつくされ、会議の成果が十分にあがりますように心より祈念いたしまして、ご挨拶といたします。
ありがとうございました。
<9月29日(火)開会式における来賓祝辞>