(社)日本海洋少年団連盟
相浦紀一郎
1998年ISCA年次会議の議長職を務めることになりました日本海洋少年団連盟会長の相浦紀一郎でございます。
私は、三年前、南アフリカ・ケープタウンにおける年次会議に出席し、アジアにおける初めての日本開催を提案しましたが、当時私の年齢は71才、心の中で98年の開催まで命が保てるかなと心配しましたが、本日ここに議長を勤められることをまことに光栄であり、うれしく思っています。
本日、この開会式には業務ご多忙の中、私共を所管している運輸省から宮崎海上交通局長殿、海洋少年団活動の実務でご支援いただいている海上保安庁から武井警備救難監殿、さらに地元の市長である?┣I融堋硬造里肝彑覆鮖鬚蝓???耄蘓修珪紊欧泙后」
さて、ISCAは、1994年に設立されて以来、毎年持ち回りで年次会議を開催し、友好親善はもとよりアイディアや情報の交換、国際交流拡大のための仲介等を通じて世界各国の海洋少年団運動の発展に寄与してまいりました。
今回の日本会議は、世界的な経済不況の影響もあり、参加国が8カ国に止まりはしましたが、参加各国のご協力を得て所期の目的を達成したいと存じます。
日本の海洋少年団は、3年後には創立50周年を迎え、かつその役割が社会的に高く評価されているところでありますが、一方では団内部にかかえる幹部の老齢化や指導者の資質の問題、活動資金不足等により、団員が減少し、残念ながら団活動が低調化しているのが現状であります。このことは、世界各国共通の課題ではないかと思われるわけであります。
したがって、日本連盟では、団活動全般にわたって見直しを行ない、本会議のテ―マでもある「21世紀を見据えた子供達にとって魅力ある組織作り」を目ざしているところでもありますので、海洋少年団の先輩国にある皆様方の実証的な提言を期待しているところであります。
最後に、本日から2日半に及ぶ本会議の運営に際しましては、参加各国のご協力を重ねてお願い申し上げまして、開会のことばといたします。
<9月29日(火)開会式における挨拶>