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付録 A

日本工業規格  JIS

船用アルミニウム合金押出形材  F2008-1997

Shipbuilding-Aluminium alloy extruded shapes

 

1. 適用範囲 この規格は,船舶の外板などに用いるアルミニウム合金の押出形材(1)(以下,形材という。)について規定する。

注(1) テーパ付きアルミニウム板とスチフナとが一体化したアルミニウム合金製押出形材。

 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS H 0001 アルミニウム及びアルミニウム合金の質別記号

JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則

JIS H 4100 アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材

 

3. 種類及び記号 形材の種類及び記号は,形状及び寸法によって区分し,PI-01,PI-02,PI-03,PI-04,PI-05,PI-06及びPI-07の7種類とする。

 

4. 品質

4.1 材料 形材の材料は,次の(1)〜(3)のとおりとする。

(1)等級は,JIS H 4100の表1のA5083Sと同等とする。

(2)化学成分は, JIS H 41000の表2の5083による。

(3)質別は,JIS H 0001の表1の基本記号0及び表2と表3との組合せ記号のH112とする。

4.2 外観 形材の外観は,形状正しく,仕上げ良好・均一で,使用上有害なふくれ,きずなどの欠陥があってはならない。

4.3 機械的性質及び断面性能 形材の機械的性質及び断面性能は,次による。

(1)形材の機械的性質は,表1のとおりとする。

 

表1 機械的性質(2)

023-1.gif

注(2)表1は母材の強度を示すものである。

 

 

 

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