添付資料10
審議概要
1. 議題の採択(議題1関連)
会議に先立ち事務局長オニール氏より、A20及びMSC69におけるNAV関連事項の審議結果が説明され、今次会合の重要な議題とし、COLREGの見直し、高速船コードの見直し、SOLAS第V章の見直し、航行計画の検討などをあげ、SOLAS改正については、できるだけ今次会合での最終化に努力するものの、次回NAV45が2002年発効とするためのラストチャンスであることを述べた。その後、議題については事務局案どおり承認された。
2. 他のIMO機関の決定(議題2関連)
関連各議題で検討することとされ、特段の説明及び審議は行われなかった。
3. 航路、船舶通報及び関連事項(議題3関連)
(1)航行の安全性を高めるためのペルー沿岸での港湾・輻輳海域での航路に関する方策(NAV44/3)
提出資料中の記載事項と添付図に、いくつかの修正すべき点がある旨指摘され、ペルーはこれらを修正することを了解するとともに、修正のうえMSC70において審議されることを希望したが、MSC70は審議内容がすでに飽和しており審議は無理である旨事務局から説明があり、MSC71において審議されることとなった。
(2)米東海岸の強制船舶通報制度(NAV/44/3/1)
(イ)20日、本会議における審議概要
我が国より、米国提案は特定の海洋生物の保護のために船舶通報制度を利用しようとしている点で、条約本来の主旨からはずれるものであり適当でなく、これを認めることは条約の乱用に繋がることになり受け入れられない旨発言。これを受け、ロシア、ノルウェーからは、船舶通報制度の適