4.8.3 弁棒強度試験結果に対する考察
配管ぎ装品専門分科会案の弁棒の座屈強度を求めるために用いたa、σcの値については、船体付鋳鋼仕切弁計算書の値を採用している。
安全率を求めるために用いた実験値は、図23に示したように弁棒に貼った歪みゲージにより計測した値の内、大きい方の値を採用している。なお、この正面側の歪みゲージ及び反対側の歪みゲージでそれぞれ計測した値が4.8.1に示した値である。
配管ぎ装品専門分科会案の場合、安全率が8.37となった。弁棒についての公的な取りきめはないが、業界では安全率が6以上あれば良いとされていることから、弁棒の安全上、特に問題はないと考える。