付/略年譜・詩歌碑案内
……おお朋だちよ いっしょに正しい力を併せ われらのすべての田園とわれらの
すべての生活を一つの巨きな第四次元の芸術に創りあげようでないか……
まずもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばろう
しかもわれらは各々感じ 各別各異に生きている
ここは銀河の空間の太陽日本 陸中国の野原である
青い松並 萱の花 古いみちのくの断片を保て
「つめくさ灯ともす宵のひろば たがいのラルゴをうたいかわし
雲をもどよもし夜風にわすれて とりいれますかに歳よ熟れぬ」
詞は詩であり 動作は舞踊 音は天楽 四方はかがやく風景画
われらに理解ある観衆があり われらにひとりの恋人がある
巨きな人生劇場は時間の軸を移動して不滅の四次の芸術をなす
おお朋だちよ 君は行くべく やがてはすべて行くであろう