活動の成果
“子供会リーダーの交流会”では、各子供会の活動状況や実態が把握でき、今後の子供会とのかかわり方や育成活動の目安が得られた。育成者(5名、PTA会長も参加)の側からは、情報交換会の必要生が述べられ、春休み、夏休みの年2回の実施を約束する。
“高校生のDAY CAMP”では、「幼少大名児童館で遊び大きくなった中高生集まれ!」の呼びかけに喜んで参加してくれた。また地域の中学校のオヤジの会、小学のパトロール隊、子供会の役員、地域の有志と多くの方が参加、児童館を支援するボランティアの輪の広がりと力強さを感じさせられた。
“地域の夏祭り”への参加では、児童の家庭を知り、地域とのかかわり方や地域を知ることが出来て良かったと思う。
“大名老人ホームふれあい訪問”では、お年寄りの方との交流する直接体験を通して、小さな子供達の胸に、福祉のこころをくすぐり育むことができたのではないかと思う。園長さんからもどんどんホームに遊びに来てもらいたい。また児童館の行事にも参加、見学させて欲しいとの話があって、子供達の嬉しそうな表情にボランティアの心の種子を見た。
“地域の敬老会”への参加は、予期せぬ積極的な申し出で、三味線クラブ舞台発表させて欲しい。手作り教室のボランティアの先生と子供達からは皆で花かごを作って、敬老会のお年寄りへプレゼントしたい。エイサーを皆で踊りたいと、やりたいの積極的な気持ちからの参加で、地域の中に溶け込んだ地域の顔として明るい気持ちで喜んで参加出来たこと、地域に根差した地域のための児童館としての誇りを感じた。
“ボランティアクラブ”子供達、毎週月曜日には「今日は何をする?」といって集まってくるが低学年が多いだけに、手がかかって負担となっているが、ボランティア活動の心だけは大事に見守りたい。
三世代“地域ふれあい会”は母親クラブと共催、プログラム内容は“赤ちゃんからお年寄りまで!輪を広げての内容で“であい、ふれあい、おつきあい、みとめあい、ささえあい、かよいあい”お年寄りを思いやる、敬愛の心を育む機会にしよう!次代を担う子供達の健全育成を地域ぐるみのものとして、児童館の果たす役割、ボランティア活動している母親クラブの存在をPRできたと思う。
新春“うた声ピクニック”では、ハモッテ、歌ってだべってさ、色々なことを感じ、気づき、きっとやさしい気持ちになれると思うよ!と、ハンディをもった子へのさりげない配慮、皆な仲の良いお友達になって欲しい、喜んで登校できるきっかけになればと期待したい。
「地域ボランティアコーディネーター育成事業」の実践を通して、予期していた以上の多さんのボランティアの方々がかかわり、共に地域の中に溶け込み、家庭、学校、地域とお互いに連携をとりあって、子供の一人ひとりを見つめている。地域で育つ子供達は幸せだなーと思う。
今後の課題
・活動目標のジュニアリーダークラブの結成は、時期的に12月(冬休)は時間がつくれない事もあって難産したが、YMCで活動してきた、岸本丈リーダーがボランティアを希望、平成11年度から具体的に活動する。ジュニアリーダークラブの育成を第一の目標に掲げている、那覇市子供連絡協議会ともタイアップして進めて行きたいが、活動資金作りが課題です。
・平成10年度“大名小学校地域懇話会”が、 12月4日に大名児童館で開催された。保護者の意見や要望を、事前アンケートとっての懇話会で、その中で地域の行事が多く重なることが多い。調整は可能か?子供が忙しすぎる等の問題が提起された。11年度の事業計画に当たっては、早々に児童館運営会議の開催が求められている。ボランティア活動の視点を、もう少し日常のごく平凡な生活の場面で、ボランティアの心を育むことが大事なような気がする。