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宮崎市霧島児童館

 

〒880-0031 宮崎県宮崎市船塚1-81 TEL.0985-27-4893

 

設置主体:宮崎市

人 口:305,000人

設立年月日:昭和49午年4月1日

職 員 数:館長1名(児童厚生員)、児童厚生員1名

開館時間:午前11時00分

閉館時間:午後5時30分

休 館 日:日曜日、国民の祝日、年末年始(12月29日〜1月4日)、但し5月5日は開館

地域環境:宮崎市の中央部に位置し、霧島児童公園の一角にあり近くには、宮崎公立大学・宮崎大学附属幼、小、中学校・西池小学校があり、その他、数多くの幼稚園・保育所がある。

 

●おもちゃ病院の開設に向けて●

 

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活動の概要

家庭、学校、地域というそれぞれ分断されている“点”の間を往き来している子どもたちは、それらを結ぶ渡り廊下を探しているのではないだろうか。

ハード面の整った福祉施設が、今様々な要求を受けているが、その一つにソフト面の整備を望まれているのではないだろうか。児童館も又、その要求を急がなければならない。何故ならば、将来を担う“人の宝”がそこには集うからである。

そのことを原点に思考して、具体的な柱を立てるとするならば、まさしく三つの点を線で結ぶ『渡り廊下』的役割を打ち出してみたい。

この課せられた目的を果たすために、地域に眠る教育力に息を吹き込んでみようと考え、1]人は人との関係性で自分という「個」に気づく。そして集団の中で、自分を確立していく。「みんな」の中でしか「個」は育たないから「みんな」を大事にしていく。

2]大人と子どもが、近づける空間の提供で疑似家族の体験をする。等のねらいを持って、平成7年度よりボランティア活動の拠点としての児童館の在り方に取り組んでいる。

幅広い人の往来は、風がおこり、文化を生む。人と人との知恵から織り上げる教育力は地域にこそある大切な資源ではないだろうか。さらに今回この事業では、その資源を生かす為の、コーディネーター資質の高揚を児童厚生員に求められていると考え、取り組んでみたい。

今回の活動のメインに「玩具」を置いたのは、地域の教育力に今必要なキーワードである“父親”の参加に、あえて拘りを持ってみた。お父さんの顔が見えにくい社会状況の中、批判や評価ばかりでは、子どもたちを支援できない。お父さんと子どもの接点を考えたとき「玩具」は、素晴らしい仲介者になると仮設を立ててみた。言葉にする前に、肩の力もぬいて、共感しあえる。その「玩具」の魅力を、多いに使って父・子・母の家族関係にまで広がりを見つけられたらと考える。このようなねらいを持ち、子どもと大人の接点に「玩具」をおき、活動の柱に1]手作り玩具で、先輩ママから伝える文化。2]玩具の修理で、お父さんから科学を伝える。3]玩具のフリーマーケットで、物を大切にする文化。と三点の活動の柱を立てて、人と人を巻き込む、より分かり易い活動にしてみた。

 

全国児童館連合会

98年度 地域ボランティアコーディネーターの育成事業

「おもちゃ病院の開設にむけて」

霧島児童館 H10.10.1

 

 

 

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