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久保田町児童館

 

〒849-0201 佐賀県佐賀郡久保田町大字徳万2514 TEL.0952-68-3589 FAX.0952-68-2084

 

設置主体:久保田町

人 口:8,100人

設立年月日:平成5年5月18日

職 員 数:館長1名(福祉課長兼任) 児童厚生員2名、学童保育指導者1名

開館時間:午前9時00分

閉館時間:午後6時00分

休 館 日:土曜日、日曜日

地域環境:佐賀平野のほぼ中央に位置し、県都佐賀市に隣接する町で、この数年ベットタウン化が進んで人口も増加している

 

●クラブ活動“お茶クラブ”“茶道教室”●

 

楽しく学んでチャッ、チャッ、茶!

 

活動の概要

“お茶クラブ”って何と題して始めた児童館クラブ活動“お茶クラブ”は地域の茶道ボランティア4名、クラブ員28名、母親クラブ14名、厚生員3名でスタートしました。茶道と言えば難しいイメージがありますが、日本の伝統文化である茶道を幼い時から身につけることは成長課程の中で、心を育て協力することや自然を愛する心を育てます。子どもの自立力を養うだけでなく豊かな生活体験になるのです。基本であるふく紗さばき、茶杓、茶筅、茶碗、なつめ等の名前を知ることや、一つ一つの作法でお点前が出来ます。菓子器に盛るおひがし、風炉と釜、掛け軸と四季を味わう茶花、茶花を生ける器や窯元のことなど美術品に親しむことも出来ています。
日頃なんとなく飲んでいるお茶と違って、お点前をすることで感性が豊かになり、四季折々の季節感を大切にするようになってきます。社会生渚に必要なマナーを身につけ、落ち着いた精神をとり戻すことと快い緊迫感はストレスの解消になるとも言います。茶の道は奥が深く、子どもたちに与える“お茶クラブ”の環境と影響は大きく、地域の中で児童館活動を支援するボランティアの人とのかかわり、“お茶クラブ”の活動は児童館プログラムを渚性化しています。そしてボラティアの人と子どもたちは、ふれあいを深めて体験を豊かにし、2回目に実施した“茶花を探して野山の散策”では大自然の中でかれんに咲く「山りんどう」「深山ホトトギス」など花材を見つけるたびに、驚嘆したのです。茶室の花は野にある花のように生けるといいます。

野山では花材を21種類も探して、野外散策に大自然の美しさに接して、野点の席を設けてのお点前は、畳の上で学ぶ作法と違って心が広々となったようです。

そして久保田町の文化祭では、お茶クラブの子どもたちが茶席接待の手伝いを依頼されて、地域に密着した活動が出来たのです。子どもたちは多くの人に自分たちの学んだ事を自慢できる喜びでいっぱいでした。回を重ねるごとに上手になって“お茶クラブ”の子どもたちは素晴らしい成長をしています。

地域ボランティアコーディネーターの育成事業をより展開させて“お茶クラブ”だけでなくあらゆる児童館行事の中で、ボランティア育成は必要な存在となっています。児童館活動をより充実した健全育成の場として、地域住民の方々のボランティア活動の促進と育成に取り組みたいと思っています。

 

 

 

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