摂津市立第1児童センター
〒566-0022 大阪府摂津市三島3-16-24 TEL./FAX. 06-6382-0666
設置主体:摂津市
人 口:86,640人
設立年月日:昭和63年4月1日
職 員 数:館長1名 児童厚生員2名 臨時職員1日出勤1名/半日出勤1名
開館時間:午前9時00分
閉館時間:午後5時00分
休 館 日:日曜・祝日・年末年始(12/30〜1/4)
地域環境:市の中心部にあり、公共施設が集中しているので市の中では比較的便利なところに立地している。センター周辺にマンションやハイツが増え、新しい幹線道路が整備されてきて年々急速に変化している。
●摂津市立第1児童センターボランティアクラブ育成事業●
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活動の概要
児童センターに登録(高校生以下は保護者の同意書が必要)しているボランティアの多くは元利用者のO・BやO・G、保護者、地域の人で、O・BやO・Gの多くは小学校卒業と共に登録しているので活動歴の長い人で8年になる。ほとんどの人が継続しており、そこに毎年新たな登録者が加わるという状況である。年齢層は幅広く、児童センターが好きで来るようになったメンバーであり、この点が体験ボランティアで夏休みなどを利用してくる人(概ね5日間)とは大きく違う。地域に根差した登録ボランティアと体験ボランティアでは、意識に差が生じるのは当然であるが、一緒に活動(同時に同じ場所で同じ内容)してもらう中で、コーディネイトすることの難しさを感じてきた。そこで登録ボランティアと体験ボランティアとの違いをより明確にするために、登録ボランティアに対しては“単なる遊び相手”ではなく、スクールカウンセラー的要素を持たせる方向で考えた。
実際子ども達と長く付き合って関係ができてくると、ボランティアに対して学校や家庭などの不満や悩みを話し出すことが多い。子ども達の問題が複雑かつ深刻化してきた今日、今までのように“遊んでくれるお兄ちゃん、お姉ちゃん”だけではなく、昔近所にいた優しくて頼もしい、“相談に乗って貰えるお兄ちゃん、お姉ちゃん”の役割も求められている。何でも子どもの言う事を聞き、何でもしてあげるだけでなく、子どもが自主的にできるような側面的援助の方法なども必要となってきている。そこで今回、9月から12月の行事に10人程度のグループに職員と共にヘルパーとして入り、一人一人の子どもが楽しく参加しながら子ども同士で協力しあえるように援助してもらった。
12/19(土)〜/20(日)にかけては、登録ボランティアグループの一泊研修(中学生以下は保護者の同意書を要した)を実施した。まず1番に、児童センターの担っている役割・機能の理解を深めてもらい、その上で援助スキルトレーニングやグループワークを行った。援助スキルトレーニングでは問い掛け方、答え方、聴く姿勢や表情などで相手の様子がずいぶん変わることを体験してもらった。次にそれを生かして、実際こんな子どもがいたらどうするか、ヘルパー役、サブヘルパー役、子ども役に分かれて課題を与える中で、模擬グループディスカッションをした後、全体で評価し合うというグループワークを行った。サブの役割が実は大変難しく大切であること、また、ヘルパーは子ども達との関わりの中で一人で問題に対処するばかりでなく、サブのフォロー・協力を得ることで問題解決がスムーズになることを知ってもらった。