日本財団 図書館


大阪市立平野児童館

 

〒547-0027 大阪府平野区喜連6-7-48 TEL./FAX. 06-6790-2800

 

設置主体:大阪市

人 口:2,596,000人

設立年月日:昭和50年6月1日

職 員 数:4名

開館時間:午前9時00分

閉館時間:午後5時00分

休 館 日:月曜日、国民の祝日、年末年始

地域環境:市営住宅・喜連団地などの住宅にあり、保育所、老人憩いの家と併設されている。

 

●ボランティアリーダー養成講座●

 

人間発掘!! ふえるぞ ふやすぞ ボランティア!

 

活動の概要

地域における社会・人的資源の活用が問われている中、児童館を活動拠点にする子育て・母親サークルの会員等を対象に、ボランティア活動の意義、また実技をとおして各サークルのリーダーの養成さらなる地域の指導者の養成を目的に「ボランティアリーダー養成講座」を開催した。

1回目の「ボランティア活動について」においては、1]ボランティア活動のいろいろ、2]リーダーとしてのこころがまえ、3]地域における社会資源についての内容で講演していただき、地域、施設でのボランティア活動のノウハウをおさめた。

2、3回目は母親クラブのメンバーに児童館の利用者に対して手芸作品づくり(人気アニメステンシル、クリスマスリング)の実技指導をしていただき、子どもと共に作品づくりをとおし指導者の育成を目指した。

4回目の「子どもの発達と遊びについて」については、1]初期の母子関係、2]自我の発達、3]遊びの発展についての講演内容で、ボランティアリーダーが遊びの意義、発達の理解を得ることで、行事等を実施していくうえで意義があった。

5回目の「親子で遊ぼう」は実技をとおして、受講者の親子で、親子ゲーム、手遊び等のゲーム指導を学んだ。子育てサークルにおいて、実際に導入できるゲームがたくさんあり、今後ともこのような実技講習を年2回程度実施してほしいという要望があった。

5回の講座をとおして、ボランティアリーダーの位置づけ、又、リーダーとしてすぐに取り入れられるプログラムを組んだが、各グループの世話役も多く参加しており、今後、児童館を拠点にして、地域においても充分に指導できる内容だったように思う。

 

活動の成果

従来の児童館は、職員が子どもに対して手芸、工作づくり等を指導していたり、館内行事を中心に展開していたが、施設の社会化が叫ばれているおり、今後は地域にある人的資源を児童館に導入していく必要がある。

そのためには、職員が地域に出向き実情を把握して、埋もれている人材を発掘し、発掘した人材をボランティアとして育成して児童館に導入していくことが重要である。

当児童館においては、卓球、歴史散策、手芸等でボランティアとして行事等に参加しているが、まだ組織化するまでにはいたっていない状況である。現在は、点と点の活動であるが、将来的には点が線に線が面になるような活動展開が必要である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION