活動の成果
少子化、高齢化時代の核家族の課題は子供達の遊び場は室内が多くなり、友達同士の遊びが少なくなり、喧嘩をしながら自らを見つめることができないでいる。
また、メディア玩具の氾濫により危険な外遊びより安全な室内での作られた遊びで満足するようになっている現状では成長期の子供達にとって、親たちも社会も考える余地が十分あるような気がします。
親も子も友達同士で話し合える機会が少なく、他人に会いたい気持ちがいっぱいといった現象が多々あるのではないでしょうか。
児童館では毎年一回の地域児童館を利用する親子が中央に集まりー日の自由時間を交流する催しを実施しています。
今年の交流事業の課題は「あそび大すき」をテーマで大結集しようという事でした。児童厚生員が手作りのあそび用具と楽しいゲームや抽選会を行いました。
特に地域児童団体やボランティア団体の大動員で1,000名に近い親子が集い、大成功を収めました。
「毎年同じ事をやらない」を原則として、次年度のテーマを(み〜なあそぼう)として具体的な遊具の検討に入っています。生活環境の異なった地域の親子や初対面の親子が遊びを通じての交流は一層の充実発展を期待しています。
また、公園を利用した、ふれあいパークゴルフ大会や運河での“釣り大会”は機会のない子どもたちは親と共に糸をたれている姿は自然を満喫し、笑顔は輝いて見えました。
核家族で三世代の笑顔が行き交う場としての“納涼祭”はボランティアの老人会と母親クラブのお世話で親子づれが夏の風物の屋台店や遊びで夕暮れの一時を仕事の疲れを忘れて過ごし、お父さんが子供の手を引く姿は満足そうでした。
また、煎茶、抹茶教室の子供達が地域の老人会員を招待して開く“茶会”は子供達の立てたお茶を□に運ぶ老人の微笑みと私達にもできるんだと自信ありげな子供達の笑顔が伺えました。どの催しも親子の帰る後ろ姿を挑め、主催者もボランティアの方々も満足そうで次の弾みとなりました。
今後の課題
最近特に若い父母の子育て、養育に関する相談が顕著で専門医による相談や保健婦による相談、指導も行っています。また、テレビゲームと子供達の教育講演会、障害児と親たちの会の講演会、子育て講演会など試みて来ました。講演会時間帯の子供一時保育はボランティア会の皆さんの協力で親たちが安心して講演を聴くことができました。地域に広げた児童の活動も地域児童館と児童会や母親クラブ、長寿会の支援で大好評の成果でした。子供達が遊びから連帯をふかめ、交流する中から健全育成を指向するため“あそび大すき”児童館交流まつりを中央児童館で開催したのも大好評でした。今後は地域ぐるみで児童の活動を支援し、子供達も自ら遊び方の方向づけを見いだしてもらいたい。これらの活動を通じてボランティアの支援が大きく評価されたので一層輪を拡大、充実を図ることを目途とします。