日本財団 図書館


●児童館活動への理解を深める

(c)ゲームはまかせて!ぼくはあそびの天才!!

●児童館協力者の、ゲーム指導技術の習得

●児童館協力者の交流

●児童館活動への理解を深める

(d)ウィンターパーティー

●ボランティアの意識と自主性を高め、企画運営能力をみがく

●企画運営を通じて、適切な状況判断能力を身につける

 

活動の成果

1 ユニホックでいい汗かこう!みんなともだち

個人単位で活動していた学生ボラたちが、ユニホックを通じてひとつの仲間になり、ボランティア集団を形成した。普段、あまり関わりのなかった職員とも関わりを持ち、職員とボラが十分に意思の疎通ができるようになった。

この行事がきっかけになって、学生ボラの意識が向上し、やる気が増したようである。この行事で、高円寺南児童館のボランティアの基軸が生まれた。

2 ボランティアでゴザール!

(a)みんなであそぶでゴザール

前回の事業で生まれたボランティア集団が、初めて子ども達相手にドッジボール大会を行なった。リーダーも自然に決まり、役割分担の中で会を進行していた。彼らにとって良い経験になり、自信もついたようであった。

(b)講演会「ボランティア活動を通じて自分の生き方を考える」

青少年委員会の会長、鎌田さんを迎え、学生が鎌田さんと十分に話して、世代を越えて互いに子どもに関する認識を深めることができた。

(c)マグロでゴザール!

地域ボラ、学生ボラ、職員など様々な立場の人間がマグロの料理を食べながら、出会い、交流し、互いに学び刺激しあった。さりげない会話の中で、地域に潜在している課題が見え、今後、取り組んでゆくべき、事業の方向性を確認できた。

3 ゲームはまかせて!ぼくはあそびの天才!

2回の自主企画ゲーム会で、学生ボラたちが行き詰まっていたことが、今回の実技研修で佐野真一さんの指導内容が明らかになり、学生ボラたちは、非常に意義のある研修だった様子である。また、今回はPTAのお母さんたちも研修に参加したが、ゲームの技術を習得し、内容が子ども会で使えるものだったので、非常に喜んでいた。さらに、お母さんたちが、普段関わりのない学生ボラとも交流することで、世代交流の喜びと、児童館活動へのより一層の理解が見られた。

4 ウィンターパーティー

過去3回のボランティア育成事業の総決算ともいえる行事で、初日は、国学院大学のサークル、2日目は、個人の学生ボラたちがそれぞれ3回の行事で築いたチームワークと、習得した技術で、子ども達の様子もよく見ながら、会を進行していた。

ボランティア育成事業4回目にして、ボランティアの成長が明確に見られた事業だった。

5 成果の総括

●ボランティア同士、また、ボランティア、職員、地域協力者、行政職員、地域団体の間で十分に交流ができた

●ボランティアの知識、技術、経験を高めることができた

●事業を通じて、ボランティアや地域協力者の児童館活動への理解を深めることができた

●ボランティアが、ボランティア自身の力で、企画、運営することを覚えた

●ボランティアに、自主性、積極性、適切な状況判断が身につき、チームワークが生まれた

 

今後の課題

今回の一連の事業で学生ボランティアはチームワークと技術を習得し、学生ボランティア活動の基盤がしっかり固まった。また、地域のいろいろな層に、行事を通じてアプローチすることで、児童館活動への、理解と協力体制の下地ができた。今後は、以下の点を課題として取り組んでゆきたい。

(a)学生ボラの恒常的な発掘と育成の維持

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION