日本財団 図書館


広面(ひろおもて)児童館

 

〒010-0041 秋田県秋田市広面字蟹沢29 TEL.018-832-9667

 

設置主体:秋田市

人 口:316,000人

設立年月日:昭和55年10月13日

職 員 数:2名

開館時間:午後12時00分(長期休業中と学校週5日制の土曜日は午前8時30分)

閉館時間:午後6時00分

休 館 日:日曜日、祝日、年末年始

地域環境:14番目の児童館として市東部の文教地区に設置された。生徒数690名の小学校に隣接、裏側には自然公園があり恵まれた環境にあるものの塾通いに忙しい子ども達は、その合間の息抜きの場、寄り道の場として利用している

 

●広面児童館ボランティアクラブ育成事業●

 

130人分のみそ汁、ドロンと消える!!

 

活動の概要

当館には、児童育成クラブや運営委員会はもとより、地域児童民生委員、大学生、小学生等も行事を手助けしている。既に年間行事として決定していたことを活用し、多くの地域の方と声を掛け合い、人材の「地域の力」を把握し、連携することで児童健全育成の拠点として位置づけ、地域ボランティアを組織化した。

−9月 絵手紙−

6月の清拭布作りに続き、地域の老人施設に敬老の日のプレゼントとして「元気でいてね」のメッセージを込め、親子、育成クラブで作成。地域のお年寄りを励ますという目的ばかりでなく、人に喜んでもらえることで自分も喜びを感じ、更に核家族化している現在、相互理解といたわりの心を養いたい。他人を思いやる気持ちにより自分自身の価値を見いだすことを目的としている。

−10月 じどうかんまつり−

忍者修行をしながら、地域の大人に子ども達を紹介。知ってもらうことで子どもの成長を見守るきっかけとする。夢工房は各工房に子どもの店長を置き、ボランティアと参加した子ども達の指導に当たる。店長になることで責任感と奉仕の気持ち、やりとげた充実感をもたせたい。

−12月 世界の仲間を知ろう−

クリスマスのプログラムの中で映写。繰り返し見ることで、世界の子ども達と自分たちの生活や勉強に対する考え方、取り組み方の違いを知り、国際理解を深める。映写後、高学年をリーダーとしたグループ討議をし、自分が今まで気づかなかった世界に気づき、人の意見を聞く態度を身につけることができる。豊かな心を持たせたい。

−1月 ゴロゴロアイスクリーム−

雪国という恵まれた自然を利用。材料を入れたリサイクル缶を雪と塩で冷し、雪上で転がして遊びながら協力してアイスクリームを作る。少しの知恵を与えたい。

地域の幅広い世代が活動することで、それぞれが満足感を得ることができ、それが行事を通して目指している児童の心の栄養となり、健全育成につながるものと考える。

 

活動の成果

コーディネーターを引き受け、地域全体に目を向けたとき、住民の連帯感や地域活動への参加意欲が減退していることに気づいた。こうした大人社会が子ども達の自主性や社会との発達に大きな影響を与えていると考えられている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION