仙台市茂庭台(もにわだい)児童館
〒982-0252 宮城県仙台市太白区茂庭台4-1-10 TEL.022-281-3293 FAX.022-281-4349
設置主体:仙台市
人 口:995,000人
設立年月日:平成2年4月2日
職 員 数:館長1人、児童厚生員3人 (非常勤)
開館時間:午前9時00分
閉館時間:午後5時00分
体 館 日:日曜日、祝日、年末年始12/29〜1/3
地域環境:仙台市郊外の新興住宅団地、一戸建て住宅、中・高層マンション、市営住宅が区画ごと整然と建つ。1つの小学校区内に幼稚園、中学校、郵便局、消防署、派出所、看護学校があり、老人医療施設、特別養護老人ホームなどの福祉施設もある
●地域ボランティアコーディネーターの育成事業●
Hop! Step! ボランティア
活動の概要
茂庭台児童館のある地域は1つの団地の中に、幼稚園、小中学校、老人医療施設、看護学校が整っている。団地造成15年を過ぎ、町内会等の地域活動も充実し、児童館・市民センターの活動も開設10周年になり地域に定着してきている。
このような地域環境の中で児童館まつりは、大人(職員)から与えられたまつりではなく、子ども自身からの発想を生かし、それに大人も関わって育てるまつりができる素地があると考えられた。また一昨年度から児童スタッフを募集して母親クラブ、児童クラブ父母の会が協力して作るスタイルが確立されつつあった。
これらのことからスタッフの輪を地域老人クラブ、中学生ボランティア委員会、ビデオサークル、社会学級等へ更に広げ、お互い交流の少ない団体が児童館まつりを通じて協力関係を作るというねらいを持って取り組んだ。
6月1日号館便りの町内連合会を通しての全戸配布によりスタッフを募集し、7月4日に顔合わせスタッフ会議を持った。児童は館便りの募集で集まるが、それ以外は協力依頼を各団体に届け、個々にお願いする方法をとった。5回のスタッフ全体会で話し合い、子どもたちの行いたい祭りのあり方を具体化するために、5グループに分かれて活動を行った。各グループごとに大人達も加わって当日へ臨んだ。
まつり当日は別紙の内容の通り全館会場にスタッフがリーダーとなり、まつりを作っていった。
活動の成果
まつり当日は約900人の参加者があり、スタッフによって企画準備されたあそびのコーナーが催され、十分楽しむことができた。母親クラブ、児童クラブ父母の会、老人クラブ、豊齢大学、ビデオサークル、民生委員、社会学級、中学生ボランティア委員会そして小学生がスタッフとして参加し、話し合いを持つ中で、交流が深まった。
●老人クラブは小学校の昔遊びの行事の応援も行い、学校との関係が強くなった。又、中学生ボランティア委員の中には、児童館行事「親子ふれあいコンサート」の出演スタッフとなり、地域活動へ積極的に参加する姿勢が育ってきている。
●今回、まつり当日の取り組みにはならなかったが、「すずめ踊り」の普及には、社会学級の積極的な協力があり、地域文化祭での踊りの披露につながった。
●児童館にこままわし、たがまわし、けん玉などの昔遊びを教えて下さる近所のおじいちゃん、お手玉の妙技を見せて下さるおばあちゃんと、多くの方々が一緒になってまつりを盛り上げていただくことができた。