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苫小牧市日新児童センター

 

〒053-0833 北海道苫小牧市日新町3-6-15 TEL./FAX.0144-76-6655

 

設置主体:苫小牧市

人 口:172,000人

設立年月日:平成9年4月1日(児童福祉法に基づく児童厚生施設として開設)

職 員 数:官庁1名(非常勤)、児童厚生員4名

開館時間:午前8時45分

閉館時間:午後5時15分

休 館 日:日曜日、祝日、年末年始

地域環境:市街地より15分(車)程の一般住宅及び市営住宅等の密集地

 

●日新児童センターボランティアクラブ育成事業●

 

How to ボランティアの「い・ろ・は」

 

活動の概要

近年、「ボランティア」という言葉も身近になり、ボランティア活動への興味や関心が高まり活動の広がりを見せているが、改めて「ボランティア活動とは」と問われれば、明確に答えられる人は少ないと思われる。

児童館でも地域児童のニーズにあった健全育成活動を促進するために、ボランティアを積極的に受け入れて行こうと考え実践している。

ボランテイアの支援を受けることにより、活動に広がりを持たせたり、内容の充実を図ることができたりしてはいるが、行事などに限られがちで日常的には定着は難しく、ボランティアも受ける側ももっと気軽にボランティア活動に参加しやすいように工夫し、地域住民のボランティア促進を図っていく必要がある。

そのためには、児童厚生員も活動に対して積極的に行なっている高校生のボランティア団体グループと一緒にボランティア活動について再確認し、理解を深めるためにも基礎講話から学び、ボランティアを実践しているサークルの人の話を聞き、共通の認識を持って健全育成活動に生かし、ボランティアの輪を広げていけるよう講演会を行い、また、ボランティアとの交流を深めながら、活動を促進していく上で必要と思われる備品を使ってのゲームの講習も行う。

 

活動の成果

“心豊かな人づくりを共に育む、ボランティア活動”というテーマの講話を聞く中で、「ボランティアとは」「奉仕とボランティアの意味の違い」「ボランティアの経験」等々、基本的なことを改めて考えさせられ自分自身を振り返る機会が持てた。また、小学校の障害児学級へのボランティア活動の自発的に輪が広がるまでの経過や成果、ボランティアサークルを研修し終えた仲間で結成されたサークルの人の10数年に渡る施設訪問の活動内容等を聞く中で、ボランティア活動の内容の変化の様子や長<活動が続いている理由や長い間の訪問が人間同士のふれあいを深め、ボランティアというより友達のようになり自然体で関わっていくようになったこと等を教えてもらった。しかし、施設の職員との連携の難しさや関係が深まることにより出てくる問題等、実践している人ならではの貴重な体験を教えてもらい、児童厚生員として児童センターボランティアの輪を広げていく上で勉強になった。

地域児童のニーズにあった活動を促進させるにはもっと多くの地域住民に参加してもらい、協力を得ることで子ども達の体験も豊かになり児童館活動ヘの理解も深めてもらえるので、一人でも多くの地域ボランティアの参加者を増やしていく必要がある。

今回、活動を推進する上で購入していただいた備品も講習を受け実際に使ってみるととても楽しく、工夫次第では年齢を問わず色々と楽しめることも分かり、十分に活用して行ける見通しもできた。また、児童厚生員とボランティアと一緒にゲームを楽しむことにより相互の交流も深まり、今後の児童館ボランティア活動も支援もスムーズに行くと思われ、ボランティアをする側、受ける側、相互の理解を深めることが輪を広げて行く上で忘れてはならないことの一つであることを再確認させられた。

 

 

 

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