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Qここ何年かの間に、レスパイトサービスというコトバを随分と耳にするようになりました。私は、ショートステイは何度か利用したことがあるのですが、レスパイトサービスとは何か違うところがあるのでしょうか。

 

Aこの方の質問は、レスパイトサービスについてです。まず先に結論から言ってしまうと、ショートステイが介護者が病気等によって介護が困難になった場合に緊急に子供等を一時保護するのに対して、レスパイトサービスは、日常介護で疲れている親や家族に対して、非拘束の時間を持ってもらい、つまり、その間介護から開放され、心身のリフレッシュをすることで、また介護に向う気力を充実させるというものです。

このうち、レスパイトサービスというものについては、従来のサービスや制度では対処することのできない、障害児者と家族の持つニーズへの対応、つまり、社会情勢の変化、家族形態の変化と、加齢による介護能力の衰え等に対する親、家族への社会的支援の試みの一つであり、そのサービスの基本となるものは、

1]親、家族が利用に際して納得出来ること。

2]障害児者本人が主体性を持てること。

3]身近な場所にあって、いつもの生活が送れるところ。

と、いうこと等です。

ここで、注意しなければならないことは、いくら優れたサービスであっても介護者や本人が、心理的な面で利用をためらったり、利用条件や規制の為に、個々のニーズに充分に応えられず、利用される機会が少なくなってしまうのでは、意味を持たなくなってしまうということです。

また、受け入れる側、利用する側、共に大切なこととして、受け入れ側は、援助職員の資質の向上や専門知識の教育を怠らないことは無論のこと、利用する障害児者の生活習慣や家族への心理面にも、充分に配慮することを忘れてはならず、利用する側の、親、家族、それに直接介助を受ける障害児者も、日頃の生活環境との違いに戸惑わないように、定期的に援助職員やコーデイネーター、スーパーバイザー等とヒアリングを行ったり、体験入所を経験することにより、情報の収集に止まること無く、心の交流を図って、強い人間関係を築いていくことが必要となります。

我国では、残念ながら現在のところ、このレスパイトサービスという概念が根付いているとは言えないのが現状であり、またショートステイと同一視している人も多いのです。これからは、今一度このレスパイトサービスというものに目を向け直し、活動を活性化させていくべきであると言えるでしょう。

なお、全肢連では、平成5年度事業において「レスパイトサービスに関する基礎調査」を行っており、その詳細についてが、当会広報誌「わ」No.36に掲載されています。是非、一度ご覧になることをおすすめします。

 

 

 

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