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●家計の管理術

家計管理というと、まず最初に思いつくのが家計簿でしょう。これには、つけている人、そうでない人等々、いろいろとあるでしょうが、一般的に見て、それ程長続きしたという人は、それ程多くはないのではないでしょうか。

我が国においても、本格的な少子高齢化時代の到来を迎え、ライフプランの一環としての、長期的な視野に基づいた家計管理が必要であるとうことが、関係者等より、その重要性について指摘がなされています。しかしながら、この中長期と日々の家計管理という、2つのことを実践していくことは容易なことではなく、場合によっては、厳しい現実に背を向けたり、到底実現不可能な夢を追ったりということになりがちということもあります。

これから説明をするシステムは、これらの苦労から開放されるべく考えられたもので、長期家計管理を前提に、1年間の収支計画と資産状況の現状とを見る家計管理シートを中心として構成をされています。

これを参考として、自分なりの、自分の生活に見合った生活設計を立てるよう、工夫をしてみて下さい。

 

●中・長期の生活設計を立ててみよう

5年後、10年後のライフプランに基づき、無理のない資金計画を立てるということを目的としています。特に、子供の教育費や住宅資金、老後の生活費等は早めに手当しておく必要があります。しかしながら、5年後、10年後という長いスパンでの計画なので、変動要素は沢山あります。その時々の情勢に合わせて、修正を加えていくことも重要なことになります。

ここでは、下記のような例を参考として計画書の作成見本を12ページに掲載しておきますので、これを参考として資金計画の立案をしてみて下さい。(表1)

 

1]子供の進学予定、住宅取得の計画等、予め想定されるライフイベントを書き出します。

2]1]で書き出した項目について必要な予算を想定します。現在価格から、将来のインフレ率等を元に、簡単な予想額を算出することも可能です。例えば、物価上昇率を2%と仮定すると、10年後に購入予定の物(現在価格を100万円とする)の必要予算は、後載のマネー計算早見表P1を参考とすると、100万円×1.219=121.9万円となることが分かります。

3] 想定された必要資金をどのようにして積み立てていくか、そのプランニングを行います。これは、後載のマネー計算早見表P4を参照すればその概算値が分かります。例えば、500万円を17年間で積立る場合、年4%の貯蓄では毎年の積立額は、500万円×0.042220=21.1万円となることが分かります。

4]ローンの返済計画は、借入額と返済期間と金利から、マネー計算早見表P6を利用して、毎年の返済額をだします。また、支払可能な返済額から見るマネー計算早見表P5を参照することも可能です。

5]毎年の資金準備額、つまり計画的に貯蓄に回す資金とローンがあれば合計を書き込みだす。

6]年収、一般生活費の推移を仮定します。年収の変動等は、勤務先等の条件を参考として想定して下さい。生活費も、生活環境の変化や物価上昇率等を考慮した上で、記入しましょう。

7]年収から、一般生活費および資金準備額を差し引いた残額が、ゆとり資金となります。毎年ある程度のゆとり資金が生み出されるように、無理のない資金計画を立てることが肝要です。そして、このゆとり資金は、予備資金としての貯蓄、余裕資金としてのより積極的な資産運用、また、現実のゆとりを楽しむためのレジャー資金として、自由に配分が可能な資金ともなるのです。

 

 

 

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