3. 自然保護上の地域の知識
これまで主に「自然に親しむ」「自然を知る」というステップ中心に書いてきましたが、「自然を守る」ということまで考えると、地域(都道府県レベル、市町村、フイールドレベル)ごとにどんな環境及び自然保護問題があるのか、どんな保護施策(保護区や条例など)があるのかを把握しているとよいでしょう。
ちなみに国レベルでは新・水辺の鳥』54ページから法律や条約が紹介されています。
また、地元の支部など自然保護活動の組織や事情、考え方・連絡先や入会方法なども知っているとよいでしょう。ただし、多くの地域活動はボランティアですから、活動拠点は個人のお宅であることが普通です。むやみに連絡をとるとご迷惑をかける場合が少なくないことを心得ておきましょう。支部については支部に入会し支部報をもらえば、基本情報は得られます。
4. その他
地域の基礎情報を整理する際、安全管理面で危険箇所や緊急時の連絡先、救急病院なども併せて知っておくようにしましょう。
また、利用面では法的規制や、交通、使える施設や資料、参考文献、図書なども役立つ情報としてまとめておくとよいでしょう。