1 都道府県名
宮崎県
2 モデル地区名
都城地域安全活動促進モデル地区
3 重点となる活動項目
(1)自転車盗・オートバイ盗・自動車盗等の盗難被害防止活動
(2)小・中学生等の子供,女性等の犯罪被害防止活動
(3)通学・通園路、神社・公園等暗がり等の環境整備活動
(4)火災等の発生被害防止活動
(5)青少年の非行防止活動
(6)空き家・防犯灯等の点検,防犯診断の実施
4 活動事例
(1)主な活動事例
ア 菖蒲原町防犯協会総会 5月17日、菖蒲原町自治公民館で開催 約60名
イ 地域安全推進協議会役員会 毎月1回及び臨時2回の計14回 延べ360名
ウ 全国地域安全運動宮崎県大会への参加及び表彰受賞 2名
エ 全国地域安全運動都城北諸県地区大会への参加及び表彰受賞 2名
オ 自動車盗・オートバイ盗・自動車盗等の防犯診断等 年間12回及び夏期・年末等8回の計20回 延べ600名
カ 空き家・防犯灯の点検活動 同上
キ 通学・通回路等の点検活動 同上
ク 火災等の被害防止 年末15回 延べ150名
ケ 地域安全街頭キャンペーン及び万引き非行防止街頭キャンペーンへの参加
7月17日、10月16日、10月19日、12月24日
コ こども110番の家の設定 菖蒲原地区45箇所
(2)参考的な活動事例
〜町内のパトロールを続ける31年の実績〜
モデル地区は、13万人都市都城市のほぼ中央に位置し、市営運動場、野球場の東側に広がる住宅地に所在しており、760世帯、約1800人が居住している。
同地区は、戦後、窃盗等犯罪が多く、また、やみ焼酎が横行し、警察等の取締まりを受ける芳しくない時期があった。
そのような状況を憂い、地域住民の中から自主的な防犯活動の意識が芽生え,昭和43年、菖蒲原町防犯協会が設立された。
同協会は、会員30人からなり、毎月1回、防犯灯の点検、放置自転車や車のドアロック等の防犯診断、火災防止、少年の溜り場や空き家の点検等のパトロールを今日まで31年間続けている。
5 モデル地区活動の効果
都城警察署管内では、年間1200件の盗犯が発生している。
しかし、菖蒲原町では、年間2〜3件の発生で、他の地区に比べて極端に少なく、しかも、自転車盗ぐらいという安全な町になっている。
いかにパトロールの継続が、地域の安全に結びついているかを如実に実証している。
モデル地区では、その他、前記4に記載した活動を実施し、火災予防、交通安全、少年非行防止等に大きく貢献している。