1 都道府県名
山口県
2 モデル地区名
山の田地域安全活動パイロット地区
3 重点となる活動項目
(1)広報啓発活動
(2)災害・事故防止活動
(3)環境整備活動
(4)社会的弱者保護活動
4 活動事例
(1)地域安全推進協議会の開催
推進指導員・推進員が中心となって、他の地域安全ボランティアとともに、自治会長等の地区役員や学校関係者、さらには地元企業や商店主等をも巻き込んだ、地域の実情に沿った活動を進めるべく、警察・自治体等からの積極的な情報発信に基づく、活発な情報交換の場としての定期的な地域安全推進協議会を開催した。
(2)研修学習の実施
推進指導員等については、警察本部『110番通信指令室』『交通管制センター』及び、全国で初めて本県に設立の『生活安全ふれあい館』等において研修学習を実施し、ボランティア活動の活性化と自主防犯活動の一層の推進を図った。
(3)少年非行の防止と青少年健全育成活動の実施
中・高校生による万引き事案の多発する地区内の大型ショッピングストアについては、店舗内外を巡回して溜り場補導を進めるなど、少年非行の防止と青少年健全育成活動を推進した。
(4)防犯環境の整備充実
地区内各自治会が設置して維持管理する防犯灯については、点検活動を進めるとともに改善を図るなど、地域の防犯環境の整備充実に努め、夜間における路上犯罪の未然防止対策を推進した。
(5)放置自転車一掃作戦
地区内のJR幡生駅周辺における放置自転車について、二重ロック要請広報等の防犯診断を実施し、所有者に対して防犯意識を喚起するとともに、整理・撤去活動を進めることにより、地域における自転車盗の発生未然防止及び、かかる危険の排除による駅利用者等の保護活動を推進した。
(6)独居老人宅一斉訪問指導
地区内に居住する65歳以上の独居老人宅を、警察官や交通巡視員等とともに合同で一斉訪問して、個別に防犯・交通安全指導を実施することにより、高齢者被害にかかる各種事件・事故の未然防止対策を推進した。
(7)夜間パトロールの実施
警察官と合同による定期的な夜間パトロールを実施するとともに、わいせつ事案等が発生することから、住民からの警ら要望の強い『山の田交差点地下道』については、非常ベルや反射鏡等の防犯設備の点検を進めるなど、防犯環境の整備にも努め、利用者の安全対策を推進した。