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三田市の北部に分譲された「あいもと高原別荘地」においてモデル地区推進員等による立ち寄り警戒を実施し、火災予防と空き巣被害の防止を呼びかけるビラを配布して広報活動するとともに防犯点検を実施した。

ウ 防犯数室の開催

・市立下高平小学校全校生徒を対象に、夏休み前に向けて誘拐並びに水の事故防止についてそれぞれ説明し、犯罪事故の未然防止を呼びかけた。

・市立本庄小学校全校生徒を対象に冬休み前に向けた声かけ事案の予防と各種事故防止を呼びかけ、誘拐事件と事故防止活動を実施した。

エ 少年非行防止

市立富士小学校において生徒、PTA、教員を対象に「さんだっ子兄弟づくり」を開催し、少年非行防止と健全育成を呼びかけた。

(3)環境整備活動

ア ボランティア活動

管内有馬富士公園において市民並びに三田市健康推進員が参加し、ハイキングを兼ねた清掃等のボランティア活動を実施して市民との連携活動を図った。

イ 防犯防火教室の実施

阪神淡路大震災の復興住宅において三田市消防本部と連携して防犯防火青空教室を開催し、防犯指導車の展示と消火訓練活動を行い地域安全活動の意識高揚を図った。

(4)その他の活動

ア 管内テクノパーク企業団地において犯罪抑止企業を指定し、管理者及び従業員に対して地域安全活動の推進と身近な犯罪の防止について呼びかけ、防犯意識の高揚を図った。

イ 全国地域安全運動期間中、ニュータウンの中心街である「えるむプラザ」の休憩所に防犯コーナーの設置を依頼し、薬物乱用防止と地域安全活動に関する意見箱を設け、相談ネットワーク作りと意見交換を図った。

 

(重点とした活動事例)

活動の主なものとしては重点となる活動事例の通りであるが、特に有馬富士公園において行われた市民と三田市健康推進員の参加によるハイキングを兼ねた清掃等のボランティア活動は、参加者から「さわやかな1日が過ごせた」「地域との交流や社会参加活動が体験できて良かった」との反響が寄せられ、市民にボランティア活動の重要性が再認識される等、以後の各種防犯活動への積極的な参加が見られるようになった。

 

5 モデル地区活動の効果

三田市は大阪市と神戸市のベッドタウンとして発展し、人口増加率が全国一の街であるが、今後の社会環境の変遷に伴い、犯罪や事件事故等の増加が懸念されるところである。

このような情勢下において、平成10年度「地域安全活動促進モデル地区」に指定されたことにより、かねてより活動していた三田防犯協会支部長を推進員として、協会組織の活性化を図ることにより地域安全活動推進モデル事業を市内全域に広げ、市民の防犯に対する意識の高揚が図られた。

また地域安全推進指導員には、少年補導委員会会長と連合婦人会長を選任し、行政リーダーや女性リーダーを取り込み組織全体の充実を図った結果、推進員等を中心に、地域住民による自主防犯意識が芽生え、「自分たちの安全は自分たちの手で守る」を合言葉に地域住民、自治体、警察が一体となった各種防犯活動が展開されるなど地域安全活動への盛り上がりがみられた。

 

 

 

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