地域安全活動宣言の後、参加者全員の自主防犯に対する気運が高まった中で、烏丸丸太町交差点付近において、ひったくり防止等の防犯標語入りポケットティッシュや地域安全ニュースを配布する街頭広報啓発活動を実施した。
(3)ひったくり防止板の作成と配布
相次ぐひったくりの発生に歯止めをかけるため、ひったくり防止板(300枚)を作成し,中立売地域安全大会参加者170名に配布したほか、各種防犯教室等で配布し、犯罪防止活動の推進に努めた。
(4)地域安全ニュースの発行
ワンルームマンション等に居住している一人暮らしの女性を対象とした、性犯罪等被害防止を呼びかけた地域安全ニュース、ひったくり、車上狙い等被害防止を内容とした地域安全ニュース等を発行し、管内全世帯に回覧又は配布した。
また、管内に多数存在する大学、日本語学校の女子留学生のほどんどが、管内のワンルームマンションやアパートで一人暮らしをしている実情から、地域安全ニュースの英語、中国語版を作成、配布したところ、大変好評で、女性外国人に対する地域安全活動を推進させることができた。
(5)防犯シールの作成
管内の独居高齢者宅における空き巣被害が連続発生したことから、年末の防犯施策の一環として、防犯シール、(5000枚)を作成し、独居高齢者宅を中心に配布した。防犯シールは,「みんなで 空き巣にご用心」「隣近所の声かけが 地域の安全守ります」「悪質な訪問販売お断り」の3種類で、配布後、ほとんどの家庭が玄関に防犯シールを張り付け、地域住民の自主防犯意識の高揚が図られた。
(6)高齢者宅訪問
高齢者対策の一環として、高齢者宅の訪問を月2回の割合で実施し、地域安全ニュース、防犯シールを配布するなど、きめの細かい防犯指導を行い、高齢者からの高い信頼を得ることができた。
5 モデル地区活動の効果
モデル地区の指定を受けたことによって、推進指導員、推進員を中心とした地域住民の自主防犯に対する取り組みへの積極性が増し、その効果が、防犯推進委員を初めとする各種団体に波及し、まさに、地域一帯となった各種防犯施策を実施することができた。
また、地域住民170名が参加した記念講演を含む中立売地域安全大会の開催、ひったくり防止板、防犯シールの作成、管内全世帯を対象とした地域安全ニュースの配布等、これまでにない思い切った防犯施策を実施することができ、地域住民の自主防犯意識の高揚に大きな成果を上げることができた。