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(3)地域安全広報活動・環境整備活動による自主防犯啓発活動の推進

○ 能代市防犯指導隊による毎月4回の防犯広報車での地域安全広報活動を継続実施したほか、地域安全ニュース・モデル地区だよりを作成・配付して地域安全広報に努めた。

○ 「バスケの町能代住み良い町づくり活動モデル地区」の広報用ポスターを作成し、市内主要施設、JR、スーパー・銀行等に掲出して広報活動を推進した。

○ 「バスケの町能代住み良い町づくり活動モデル地区」の広報用立看板を製作し、市内全交番・駐在所前に設置して広報活動を推進した。

○ 子供用ミニ警察官の制服をつくり、地域安全推進大会等各種行事に活用し、地域安全広報を推進した。

(4)金融機関・遊技場等対象犯罪発生抑止活動

○ 他町村を含めた金融機関防犯協会、遊技場組合において会議を開催したほか、各店舗を巡回して駐車場における犯罪、強盗事件等の犯罪発生抑止活動を実施した。

○ モデル地区内での金融機関対象の模擬強盗訓練を3回開催し、強盗事件発生時の対応講習会等も合わせて実施するなど、従業員の防犯意識の高揚を図った。

(5)「少年の日」活動等による少年非行防止・薬物追放活動

○ 毎月5日を地域ぐるみの「少年の日」とし、能代市防犯指導隊等の防犯広報車による少年非行防止、健全育成の広報を実施した。

○ モデル地区内の中学校、高校8校に対する薬物乱用防止教室を開催したほか、少年健全育成会、養護教諭等による中高生を持つ親等を対象とした薬物乱用防止講話を行い、薬物の追放活動を推進した。

○ 少年保護育成委員、能代市防犯協会等と連携して薬物追放街頭キャンペーンを実施し少年による薬物乱用等の防止を呼びかけた。

 

《効果的活動事例》

1] 能代警察署管内には、現在28店舗のコンビニエンスストアー等が営業しているが、モデル地区推進指導員・推進員及び能代市防犯協会、能代市防犯指導隊が継続して巡回指導や自主防犯を呼びかけたチラシの配布、強盗事件未然防止活動、不審者の早期通報依頼等を実施した結果、平成10年11月27日、他市町村も含めた25店舗加入による能代山本地区コンビニ防犯協会が設立し、各種意見交換をはじめ、職域における連絡体制の確立、防犯上の相互協力関係の構築等、コンビニ等における各種犯罪の未然防止に多大な効果を得ることができた。

また、全国的に連続発生した毒物等混入事件への関心を高めることができ、スーパー・コンビニ等における防衛意識を高めさせるとともに、客等への自主防衛も呼びかけ、同種事案の発生を抑止することができた。

深夜スーパー・コンビニ等に対するモデル地区推進指導員・推進員及び能代市防犯協会、能代市防犯指導隊による巡回指導等については、本年初めて実施したものであり、全国的な毒物混入事件の発生等の影響もあり、自治体等関係機関、団体との連携を取ることができたものである。

2] 遊技場組合との会議の開催による意見交換、巡回指導、防犯体制の強化依頼等について反復、継続実施したところ、従業員からの早期の不審者通報により、店舗駐車場において発生した車上狙い事件を検挙し、中国人2名による広域窃盗犯事件を解決することができた。

 

 

 

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