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1 都道府県名

北海道(旭川方面)

 

2 モデル地区名

旭川北星地区

 

3 重点となる活動項目

(1)広報啓発活動の推進

(2)防犯研修会の開催

(3)少年非行防止活動の推進

(4)薬物乱用防止活動の推進

(5)防犯活動の推進

(6)防犯パトロールの実施

 

4 活動事例

(1)セーフテイin『あさひかわ』'98の設立

平成10年度「地域安全活動促進モデル地区」に旭川中央防犯協会が指定されたことに伴い、これを推進母体とする「旭川中央地域安全活動パイロット地区推進協議会」を設立、同協議会活動名称をセーフティin『あさひかわ』'98とし、旭川中央警察署生活安全課に推進本部を設置して同看板を掲出した。

(2)「西地区まちづくりと―く」の開催

旭川西地区(6500世帯・人口1万3000人)は、旧来の住宅街で、犯罪の発生率が比較的低い地域であったが、道路の拡張等によりコンビニ等の深夜型店舗が増加するに至り、同地区の環境が一変し、粗暴犯や屋外盗の発生、さらには交通騒音等の障害が生じ、地域住民の危機意識が高まった。

これら地域の状況を踏まえ、旭川中央防犯協会及び旭川中央警察署は、セーフティin『あさひかわ』'98活動の一環として、同地区の市民委員会会長 林 弘氏に働きかけ、「自分たちの地域は自分たちで守る」を合い言葉に、2回にわたる準備委員会を経て、第1回「西地区まちづくりトーク」を開催した。

テーマを「環境と生活」「教育と文化」「福祉と厚生」と幅広く捉え、それぞれを第一分科会から第三分科会とした。防犯協会及び警察関係者は「環境と生活」に出席し、地域における犯罪発生状況等の情報の提供、犯罪の抑止活動について具体的な説明を行った。

参加した住民からは「身近な犯罪発生が分かり、防犯意識が身についた」「今後の地域安全活動に積極的に参加したい」等の意見が寄せられ、第2回の開催を誓い合った。

また、このトークについては、新聞等によって報道された。

(3)旭川北高校祭における「薬物乱用防止」手作りパネル展関連記事の掲載

平成10年7月18、19日の2日間にわたり開催された“第45回北高祭”において旭川北高校3年1組に生徒37名が、自主的に「少年犯罪」をテーマとして、薬物乱用防止啓発文書、工作物等の手作りパネル展を実施したもので、同校生徒はもちろん、他校の生徒、一般市民が多数訪れ、熱心にパネル展を見学した。少年自身によって有効な広報啓発活動が行われた好事例として、日刊警察(平成10年8月11日付)の記事掲載に至ったものである。

 

 

 

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