1 都道府県名
北海道(札幌方面)
2 モデル地区名
羊蹄山麓地域安全活動推進モデル地区
3 重点となる活動項目
(1)自主防犯体制の確立
(2)犯罪パトロール、協議会等地域安全活動
4 活動事例
(1)防犯パトロール
町、町内会と連携して、盗犯の多発地域に対する夜間パトロールを実施し、自動販売機荒らしの件数を減少させた。
(2)街頭啓発
連続発生した薬物混入事件の再発防止のため、チラシを作成し、街頭において頒布、予防を呼び掛けた。
(3)地域安全キャラバン
当防犯協会連合会は、5町2村の地区防犯協会からなり、これまでは、各町村単位で地域安全活動を実施しており、活動が低調な町村もみられ、また、連合会としての活動も低調であった。
このため、地域の実情に適した活動を展開し、活動の低調な町村に対して活動の機会を与え、今後の活動への足掛かりを作ることを目的に、管内7町村を巡回する地域安全キャラバンを実施した。
キャラバン隊は、各町村防犯協会から広報車両1台と人員1名の提供を受け、誘導するパトカーを含め車両7台、連合会長、副会長、刑事生安課長、事務局長、地域安全活動推進委員統括リーダー等15名で編成し、連合会で準備したステッカー、旗等を車両に掲げ、各町村において配布する街頭啓発用のチラシ、テイッシュペーパー等を携行して、沿道を広報・パレードしながら、管内7町村の首長を訪問した。
各町村では、防犯協会員、地域安全活動推進委員、町村長等がキャラバン隊を迎え、キャラバン隊長である連合会長が各町村庁舎前で、「自主防犯意識の高揚・有害環境浄化・高齢者保護・暴力団排除・交通事故防止」等の内容の地域安全宣言をし、宣言文を首長に手渡し、各町村においても自主防衛意識の高揚に努めるよう要請した。
この後吉長から決意表明を受け、各町村防犯協会員等参集した人達と一緒に、町村内をパレードしながらチラシ等を配布し、町村民に対し自主防犯の意識高揚を促した。
このキャラバンにより、活動の機会がなかった町村においては、今後の弾みとなった。
5 モデル地区活動の効果
モデル地区としての指定を受けたことから、これまで低調であった地域安全活動、地域安全活動推進委員活動、町内会活動等各種活動が積極的に行われ、キャラバンについては倶知安町議会広報にも掲載されるなどし、自主防犯意識の高揚に成果がみられた。また、地区防犯協会との連携も緊密になり、意思疎通が図られるようになった。