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TSLは主に国内輸送への導入が検討されてきたが、国際輸送においては、従来の海運と航空の中間的な特性(所要時間、輸送コスト、積載能力)を持つ輸送モードが存在しないことから、長崎〜上海のように所定の航続距離内の区間であれば、むしろTSLの活用可能性は大きいとも考えられる。所要時間は約半日であり、荷役作業や通関手続き等の迅速化と併せ、現状と比較して大幅なリードタイムの短縮を図ることが可能となる。また、TSL 1隻で隔日運航することが可能である。

ただし、現状では存在しない輸送モードであることから、中長期的な観点からマーケットの開拓に取り組んでいく必要がある。

 

図6-1-4 長崎港と上海等とのシャトル航路によるコンテナ輸送のイメージ

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