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(4)志布志港

 

1]志布志港の外貿コンテナ貨物の取扱状況

 

志布志港では、1989年4月に開設された東南アジア航路(寄港地:基隆、高雄、香港)が現在2便/20日就、航しているほか、95年4月に開設された中国航路(寄港地:上海、寧波)が月2便および同年5月に開設された中国航路(寄港地:上海)が月1便就航している。

過去5カ年における外貿コンテナ貨物の取扱実績をみると、東南アジア航路では、輸出では95年に1.5万トンの取扱量であったものが96年には0.7万トンに減るなど毎年大きく変動している。一方、輸入は減少傾向にあり、93年の1万トンから97年には0.5万トンとほぼ半減している。

中国航路では、輸出はほとんど取扱がなく、輸入に依存している。輸入取扱量は増加傾向にあり、97年に対前年比140%増となっている。

 

表3-3-12 志布志港における航路別外貿コンテナ貨物輸出入量

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資料)鹿児島県港湾課資料より三和総合研究所作成

 

品目別の特徴をみると、輸出では紙・パルプの占めるシェアが最も高く、95年までにあっては9割以上を占めていたが、96〜97年にあっては、その他畜産品の取扱量が増え、紙・パルプに次いで2〜3割を占めるようになっている。

輸入では、その他農産品、動植物性製造飼肥料、その他食料工業品、野菜・果物等の食品関係が概ね上位を占めているが、その取扱量は安定しておらず、順位が毎年入れ替わっている。

 

 

 

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