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3]アジア及びわが国拠点港のコンテナターミナルの現状

 

アジア及びわが国拠点港のコンテナターミナルの整備状況をみると、アジア拠点港はわが国拠点港と同等もしくはそれ以上の施設を有している。さらに、コンテナの年間取扱量をみると、香港、シンガポールを初めとしてわが国主要港を大きく上回っているが、これは前述したトランシップ率と関係している。

 

表2-2-5 アジア及びわが国拠点港のコンテナターミナルの現状

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資料)「数字でみる港湾'96」、「世界のコンテナターミナル調査」((財)港湾空間高度化センター)ほかより三和総合研究所作成

 

コンテナ船の大型化に対応して、大水深岸壁を整備する必要性が高まっているが、水深15m岸壁の整備計画をみると、概ね2000年までに各港湾での整備が計画されており、特に香港、シンガポールではそれぞれわが国全体に匹敵する施設の供用が見込まれている。

 

表2-2-6 アジアの主要国における水深15mコンテナ岸壁の現状と計画

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注) 名古屋港は航路未整備のため、2000年供用施設数に含めていない。

   東京港は航路未整備のため、使用中の-15mバースは現在供用施設数に含まない。

資料)「総合的な交通体系の形成に向けて」(運輸省)より三和総合研究所作成

 

 

 

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