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図3-4-9 関心のある取り組み(保有車両数別)

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(6) 課題・問題点

 

情報化への取り組みにおける課題については、「費用に見合う効果があるかわからない」との意見がもっとも多く(約4割の事業者が回答している。「投資余力が不足している」(20.4%)という回答も、投資の効果がはっきりとわからないために資金をまわす動機付けが働かない面があると考えられ、効果の明確化は情報化推進のための大きなポイントといえる。なお、保有車両数別にみると、これらは事業者の規模に関わらない共通の課題となっている。

また、企業規模の小さな事業者が多いというトラック業界の特性から、「情報システムを利用するほどの業務量がない」(32.4%)という課題も多くあげられている。この点については、保有車両数別にみたとき、規模の小さな事業者ほどより顕著に現れる傾向がある。

規模の大きな事業者においては、「顧客ニーズに個別対応する必要がある」「必要な人材がいない」「技術の進展、変化に対応しきれない」といった、実務ベースでの課題が多くあげられている。

 

 

 

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