5.3.5 まとめ
(1) トランスポンダアンテナは、試験結果から、外部雑音の影響を受けにくく、最小通信レベルを適切に選択することにより、鉄道システムに使用可能と考えられる。
(2) 無線LANアンテナについての雑音の最大値が1.9GHz帯で-33.97dBm、2.4GHz帯で-64.67dBmというデータが得られた。
(3) 標準アンテナについての雑音の最大値が1.9GHz帯で-16.50dBmというデータが得られた。
5.3.6 課題
今後、本測定結果を有効に活用し、トランスポンダ形列車検知装置について、耐雑音性の評価を社内で実施する予定である。
参考
想定される主な雑音源について表5.3-10に示す。