(2) 定置及び走行試験において測定された雑音電力は、その周波数帯から、列車による影響ではなく、周辺無線局の影響と考えられる。
(3) 雑音電力の最大値が-33.97dBmというデータが得られた。
5.3.4.3 標準アンテナ
(1) グラフから、最大の雑音電力をまとめたものを表5.3-9に示す。
(2) 定置及び走行試験において測定された雑音電力は、その周波数から、列車による影響ではなく、周辺無線局の影響と考えられる。
(3) 地上側で1.9GHz帯で最大-16.50dBmというデータが測定された。
5.3.4.4 アンテナの違いによる考察
トランスポンダアンテナは、軌道外と軌間に設置して測定したが、無線LANアンテナ、標準アンテナの試験結果と比較し、トランスポンダアンテナで観測された雑音電力のピーク値が低く、発生頻度も少ない。この理由のひとつとして、偏波特性の相違が考えられる(トランスポンダアンテナは円偏波であり、無線LANアンテナと標準アンテナは直線偏波である)。また、トランスポンダアンテナの周波数特性が他のアンテナに較べてより狭帯域となっているためと考える。