5.3.3 試験
5.3.3.1 定置試験
(1) 試験装置設置方法
試験装置の設置状態を図5.3-1、5.3-2に示す。試験車両編成図を図5.3-3に示す。
アンテナの設置位置は、M2車のSIV装置箱付近及びSIV変圧器箱付近、また、M2車のVVVFインバータ装置付近とM1、M2草間の渡り線付近とした。
(2) 試験方法
運転台において車両の各機器の操作を3回行い、各アンテナに誘起する雑音の周波数と電力のピーク値を測定した。測定周波数帯域を表5.3-7に示す。実施した操作項目を(a)〜(f)に示す。
(a)パンタグラフの上げ下げ
(b)空調装置のON/OFF
(c)エアコンプレッサのON/OFF
(d)室内灯のON/OFF
(e)ブレーキのON/OFF
(f)主幹制御器の操作
(3) 試験結果
測定結果を表5.3-4に示す。グラフは、観測された雑音のピーク値を点でプロットした。
グラフは、以下の要領で作成した。
1]-65dBm以上の雑音電力のピーク値を取り上げた。
2]グラフの傾向から、線状のスペクトラムであったので、雑音電力のピーク値を取り出した。