5]TDMAフレームは、以下のスロットで構成される。固定局と移動局のスロット数は、親局で許容する最大値である。
a) 固定局スロット:親局または子局が送信を行う。
b) 移動局スロット:移動局(車上装置)が送信を行う。
c) 境界スロット:移動局において、移動スロットが割り当てるまで送信を行う
6]移動局となる列車(車上装置)は、複数の制御ゾーンを移動しながら通信を行う。このとき、移動局は、通信品質の劣化を防ぐため、制御ゾーン単位で、当該ゾーンの周波数および移動局スロットに切り替える。切り替えは、固定局から受信した停止位置(前方の制御ゾーンへの進入許可)から判断して行う。また、切り替え時、移動局スロットが割り当てられるまで、境界スロットを利用する。移動局が周波数および移動局スロットを獲得するまでの説明図を図3.2.1-2、図3.2.1-3に示す。