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(2)検出部の構造物の電気的接続の強化

固定ねじ1本から3本に、銅管を筐体の入り口でアースする

(3)表示部ガラス窓のシールド化

中間板、パネル板をソフトガスケットで締め付け、表示部を金網でシールド

(4)フタ締め部のシールド化

フタと本体の合わせ目をソフトガスケットにより電気的接続を良くした

(5)電線グランド締め付け部の電気的接続強化

本体の内部の塗装を剥がして電線グランドと電気的接続を確実にした

以上の対策後の試験結果は判定基準である±3ppm以内を満足していた。

 

(2)ファーストトランジェント/バーストイミュニティ

電力制御装置は電源線に印加した時、スピードコントローラはDISCRETB INPUT♯A及びANALOG INPUT#1に印加した時に影響が見られた。ナブテックス受信機、油分濃度計は影響が見られなかった。

対策に使用したフィルタ挿入例を78〜80ページ、使用した対策部品を資料2に示す。

 

A. ナブテックス受信機

影響を受けなかったため、対策の必要はなかった。

 

B. 電力制御装置

電源入力にラインフィルタL F205Pを挿入して再度試験を行なった。

この結果、供試品に影響を受けるような動作は認められなかった。

 

C. スピードコントローラ

影響を受けた信号線はDISCRETE INPUTS#A及びANALOG INPUTS#1であるのでこれらの信号線に下記のようにEMIフィルタを挿入した。

 

099-1.gif

 

対策後の試験結果を表45、表46に示す。

 

 

 

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