2-6-3 損失測定試験
光ファイバケーブルを布設し、端末処理や接続を終了した後に光伝送損失測定を行い、装備状況の確認を行う。
標準的な光ファイバケーブルの光伝送損失及び光コネクタなどによる光接続損失は、メーカーの工場試験などから得ることができるので、これらから工事の場合の適切な光伝送損失を推定しておき、測定結果がこの値を大幅に超えていないことを確認する。
(1) 標準測定方法(光源及び光パワーメータ利用)
(a) 先ず、光源・励振器を光パワーメータに接続して入射光(P1) を測定する。
(b) 次に、被試験光ファイバケーブルを光源・励振器と光パワーメータ間に挿入して出射光(P2) を測定する。
(c) 被試験光ファイバケーブルと両端の端末処理、接続を含めた光伝送損失Lを次式により求める。L=P1-P2
標準的な損失測定方法を<図 2-6-3>に示す。