工事編
第1章 電気艤装工事一般
陸上の電気工事を行なう場合には「電気事業法・電気設備技術基準」に基づき施工する必要があるが、船舶の場合には船舶安全法にに基づく船舶設備規程など、あるいは各国の船級協会の規則がこれに替わるものとなっている。したがって、船舶電気艤装工事の施工に当たっては、船舶設備規程や船級協会規則など関連規定の内容を熟知した上で、それに適合する材料や工事方法を選択して実施する必要がある。
また、電気艤装工事を行う前には、作業の流れと工事項目を把握し、計画的かつ合理的で安全な工事を実施しなければならない。
1-1 電気艤装工事の作業の流れ
電気艤装工事の作業の流れの一例を<図 1-1-1>に、工事予定表の一例を<表 1-1-1>に示す。