3.16 舵角指示器
舵角指示器は、シンクロ電機の同期性を利用して、船橋、制御室など遠隔の場所に、舵角を常時正確に伝達するもので、発信器は舵頭にレバー、歯車などで連結される。この他、舵の角度の変化を可変抵抗器で検知し、その変化を電圧の変化に変えて指示する抵抗式のものがあり、小型船舶に使用されている。
なお、船舶設備規程による装置の設置要件などは次のとおりである。
(1) 船橋の適当な場所に装備すること。
(2) 操舵装置の制御系統から独立したものであること。
舵角指示器の構成の一例を<図 3.16.1>に、外形の一例(JIS F 8522-96)を<図 3.16.2>に示す。