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(4) 音声符号化は、毎秒16,000ビットの最尤(ゆう)量子化適応予測符号化方式(音声の冗長性を線型予測処理により除去するとともに、原信号と再生信号の歪みが最小となるように予測残差信号を適切なしベルで量子化する符号化方式をいう。以下「APC-MLQ方式」という。)であること。

(六) 呼出し及び応答信号は、次の条件に適合すること。

(1) (三)の(1)、(3)及び(4)の条件に適合するものであること。

(2) 信号は、次のとおりであること。

ア 構成は、別図第十六号のとおりであること。

イ (三)の(2)のイからオの条件に適合するものであること。

(七)呼出しを行う場合には、その都度、海岸地球局から指定された呼出し周波数に選択されること。

(八) 呼出しシーケンスが終了してから、少なくとも16秒間は、再呼出しができないこと。

 

2 受信装置

(一) 1,525MHzから1,545MHzまでの10kHz間隔のいずれの周波数にも自動的に同調可能であること。

(二) 通信状態にある時以外は、NCSコモンTDMに同調されていること。

(三) 無線電信による通信(データ伝送を行う場合にあっては、毎秒300ビットのものに限る。)を行う場合は、次の条件に適合すること。

(1) 受信信号は、次のとおりであること。

ア 変調方式は、二相位相変調方式であること。

イ 伝送速度は、毎秒6,000ビットであること。

ウ 構成は、別図第十七号のとおりであること。

エ フレーム同期符号は、「0100 1000 0101 01110110 0011 1110 0110」であり、スクランブル及び誤り訂正符号化はされないこと。

(2) 誤り訂正復号は、符号化率2分の1、拘束長7の畳み込み符号化された受信信号を、ビタビ復号するものとし、その生成多項式は次のとおりとする。

G1(X)=1+X2+X3+X5+X6

G2(X)=1+X+X2+X3+X6

 

 

 

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