(二) 無線電信による通信を行う場合は、次の条件に適合すること。
(1) 受信信号は、次のとおりであること。
ア 構成は、別図第五号のとおりであること。
イ 同期符号は、「0111 1010 1100 1101 0000」であること。
ウ 相補同期符号は、「1000 0101 0011 0010 1111」であり、6フレームごとに1回出現すること。
エ 割当信号の誤り検定符号は、BCH符号とし、その生成多項式は次のとおりとする。
G(X)=1+X+X6
オ 伝送速度は、毎秒1,200ビットであること。
(2) 復調器入力までの選択度特性は、別図第六号に示す範囲内であること。
(三) 無線電話による通信を行う場合は、次の条件に適合すること。
(1) 復調器入力までの選択度特性は、別図第七号に示す範囲であること。
(2) 伸張器を除いた状態における復調器の振幅周波数特性は別図第三号、群ひずみ遅延歪周波数特性は別図第四号のとおりであること。
(3) 伸張器は、零相対しベルで0デシベルを不動作レベルとし、入力と出力との比が1対2の音節伸張をするものであること。
(4) 復調器の高調波歪(ひずみ)率は、伸張器を除いた状態において、4パーセント以下であること。この場合において、復調器入力信号は、零相対レベルで(-)20デシベルから(-)5デシベルまでの範囲の800Hzの変調信号による周波数変調信号とし、その入力レベルは復調器標準入力レベルとする。
(5) 雑音抑圧機能を有する復調器は、海岸地球局の送信搬送波が音声の間欠に伴って中断されて搬送波電力と雑音の電力密度との比が45デシベル以下となる場合に、次の雑音抑圧を行うことが可能なものであること。
ア 抑圧された雑音レベルは、伸張器入力において零相対しベルで(-)30デシベルから(-)26デシベルまでであること。
イ 搬送波中断後、50ミリ秒以内に抑圧を開始し、搬送波再現後20ミリ秒以内に抑圧を解除すること。
(四) 無線高速データによる通信を行う場合は、次の条件に適合すること。