日本財団 図書館


(3) 空中線の配置例

空中線の配置について一般的配置要件及び空中線の種類ごとの配置要件等について述べてきたが、ここで実際の配置例を示す。

図3・16及び図3・17に示すように、レーダーマスト頂部には、レーダー空中線、無線方位測定機用空中線、インマルサットC用空中線等がひしめくように配置されていることが多く、各空中線の性能を100%満足させることが困難な場合があるので、実際に空中線の配置を検討する際は、空中線配置図を作成し、船主あるいは運用者さらに無線機器メーカーとの打合せを行って配置の決定を行うのがよい。

ここには、3・3・2の機器配置で示したものと同じ構成の場合の配置例を図3・16及び図3・17に示す。

一例として、インマルサットCと無線方位測定機との位置関係について、無線機器メーカーが推奨しているものを図3・18に示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION