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したがって、直径Dを大きくすればせん鋭な指向性が得られる。図6・20に放射パターンの例を示す。

しかし、船上に空中線を設置することは、そのスペースや経費等の面で制限され、空中線をあまり大きくすることができない。

(c) 受信性能指数(G/T)

衛星通信における受信システムの性能の良否を示す指数としてG/Tが用いられる。微弱な受信信号を増幅するためには、利得Gが大きい必要があるが同時に受信システム全体の雑音をできるだけ低く抑える必要がある。

標準A船舶地球局に要求される受信性能指数(G/T)は、晴天・常温時の海上において-4dBKとなっている。

 

 

 

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