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※(注)(130) 式には、 2sin θ1sin θ2=cos(θ12)-cos(θ12)の公式が用いられている。

 

となる。この式でものVIcosθは時間的に変化をしない項で、V=ZI、cosθ=Z、VR=RIである。ただし、VRは抵抗の両端の電圧であるから、(図1・18の(b)参照),P=VIcos θ=ZI・I・(R/Z)=RI2=VRIとなる。こゝで、VIは見掛けの電力で皮相電力、またcos θを力率という。すなわち、 P=皮相電力×力率=VIcos θとなり、これを有効電力という。これに対して、インダクタンス側の電力は1・18 (d)図のようにQ=VLI=VIsin θとなり、これは、実際には消費されない電力であるから無効電力という。

 

1・12 直列共振回路

 

いま、若干の抵抗分RをもったインダクタンスLのコイルに電流を流すとき、その電流の周波数が高くなると電流値は減少する。これに対して、そのインダクタンスをキャパシタンスに変えると、こんどは周波数が高くなると逆に電流が増加する。

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図1・19 直列共振回路

 

 

 

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