図1・8 キャパシタの回路
これに対して、図の1・8(b)に示すようにキャパシタに交流電源を接続をすると、その電源電圧VはVmsin ωtに従って変化するので、キャパシタの電極に加わる電圧もゼロからプラスの最大になり、また、ゼロを通って、今度はマイナスの最大になって、再びゼロに戻るといった変化をし、この間、電極に集まる電荷も定常的に変化をする。したがって、電源とキャパシタの間には定常的に電流が流れる。
図1・9 キャパシタの直列及び並列
キャパシタC1,C2を図1・9(a)のように直列に接続したときに、このC1とC2に加わる電圧をV1とV2とすると、V=V1+V2になり、また両キャパシタに蓄えられる電気量Qは同じになるので(1・14) 式から Q=C1 V1=C2 V2である。したがって、
キャパシタC1,C2を図1・9(a)のように直列に接続したときに、このC1とC2に加わる電圧をV1とV2とすると、V=V1+V2になり、また両キャパシタに蓄えられる電気量Qは同じになるので(1・14)
式から Q=C1 V1=C2 V2である。したがって、
となる。これに対して、両キャパシタC1,C2を図の1・9(b)に示すように並列接続したときには、Q1=C1V、Q2=C2V、Q=Q1+Q2,Q=CV の関係から C=C1+C2 (1・17) となり、キャパシタの場合は、抵抗の直列の関係と逆の式となる。
となる。これに対して、両キャパシタC1,C2を図の1・9(b)に示すように並列接続したときには、Q1=C1V、Q2=C2V、Q=Q1+Q2,Q=CV
の関係から
C=C1+C2 (1・17)
となり、キャパシタの場合は、抵抗の直列の関係と逆の式となる。
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