送信パルスの幅はこの変調部で作られるパルス電圧の幅により決まるので、一般にはこの回路をパルス変調器といい、現在ではライン形変調方式が最も多く用いられている。
トリガによって、サイラトロン又はサイリスタがONになり導通するが、トリガ入力がない場合はOFFとなって、ちょうどスイッチの役目をする。このOFFのときに電源から高圧がチャージングチョークを通ってパルス形成回路(PFN)は図3・9に示すようにコイルとコンデンサーで構成されていて、このコンデンサーに充電されるが、端子Bはパルストランスを通じて接地されているので零電位に保たれる。
PFNを充電する等価回路は図3・10に示すとおりで、チャージングチョークのLとPFNのコンデンサーCの回路に直流電圧E0が加えられると、a点の電圧は、LCの値で決まる周期の直列振動をしてからE0になる。