これをツェナー現象と呼び、ダイオード自身もこの名前を採ってツェナーダイオードと呼ばれる。また、逆方向電流が急激に増加する電圧を降伏電圧と呼んでいる。
このダイオードを逆バイアスで用いると、電圧が降伏電圧よりも高くなろうとすると電流を流して、その電圧を降伏電圧に保とうとするので、この現象を利用して定電圧回路に用いられる。図中に示すように、不純物の濃度により降伏電圧が異なる。
(4) 可変容量ダイオード
バリキャップとか、バラクタダイオードなどと呼ばれるもので、ダイオードの両端にかかる逆バイアス電圧の大きさによって静電容量が変化する。