結晶をP形にする不純物のことをアクセプタといい、硼素(ほうそ)、アルミニュウム、ガリュウム、インジュウムなどの3個の価電子を持った物質が用いられる。
4・2 ダイオード
4・2・1 ダイオードのはたらき
図4・6(a)のようにP形半導体と、N形半導体を接合したものをPN接合ダイオードと呼んでいる。P形にはホールが、N形には電子が、電流を流す担い手(キャリア)としてそれぞれ存在している。P形とN形半導体は、それらが独立している場合には、電気的に中性であるが、接合されると接合面で電子がN形からP形の方へホールを埋めようとして移動する。