このようなωr及びfr=ωr/(2π)をそれぞれ共振角周波数、共振周波数と呼び、図2・21(b)に示すように、frの前後で、電流値が急に大きくなる形となる。このような曲線を共振曲線と呼ぶ。
コイルの巻線はいくらかの抵抗分を含んでいる。同様にキャパシタも両電極の間に高い値ではあるが抵抗分を含んでいる。
リアクタンス分XLと直流抵抗分Rの比XL/RをコイルのQといい、同様にキャパシタの場合は、容量性リアクタンス分Xcの逆数であるサセプタンス分Bc=1/Xcと、並列抵抗分Rの逆数であるコンダクタンス分G=1/Rとの比、Bc/GをキャパシタのQという。