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(3) ターミナル拡張計画

ホール・ファッカン港は第4番目のターミナルを建設中である。このターミナルは水深-15m、岸壁延長350mで99年3月に完成予定である。クレーンは18列対応を2基導入の予定である。

 

図表4-33 ホール・ファッカン港第四バース開発計画

 

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2. ジョルダン国港湾管理運営

 

2-1 ジョルダン国の概要

 

ジョルダン国は正式名称をジョルダン・ハシュミット王国といい、フセイン・ビン・タラールを国王とする立憲君主制国家である。7世紀よりイスラム諸王朝の支配を受け、 16世紀からはオスマントルコの支配下に入る。1919年に英国の委任統治領となり、1923年にトランス・ジョルダン王国を建国、1946年にトランスジョルダン王国として独立、1950年にはジョルダン・ハシュミット王国と改称した。

主要産業は鉱工業(燐鉱石、化学工業)と農業(野菜、果物)であり、主要輸出品目は燐鉱石・カリ・化学肥料・医薬品等で、主要輸入品目は機械類・原油・鉄鋼・食品等である。

 

2-2 アカバ港の概要

 

港湾公社が、ジョルダン国唯一の港であるアカバ港の管理を行っている。港湾公社は1978年にアカバ港湾庁と海上公社が合併して設立された。港湾公社は運輸省に属する政府機関であって、港湾の管理運営・開発について責任を負っている。

港湾公社の管理運営の方針決定及び監督は、運輸大臣(議長)及び港湾公社・アカバ開発庁・税関・JPMC・船舶協会・民間会社の代表者をメンバーとする理事会で行われる。(組織図参照)

 

 

 

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